JUKI工業用ロックミシンのオイル交換方法~MO-2300のオイル交換

ハンドメイド

工業用ロックミシンを譲り受け、ミシン屋さんにオイル交換について教えてもらいました。やり方や専用のオイルについても調べたので、あまりメンテナンスしたことがない方や、変な音がし出した時は参考にしてくださいね。

工業用ロックミシンにオイル交換は必要か

工業用ロックミシンにはオイル交換は必要なのでしょうか?

JUKIの取り扱い説明書には「使用期間を延ばすためには、最初の4週間経過後にオイルを交換し、その後は4か月毎にオイルの交換を行ってください」とありました。

しかし、ミシン屋さんによると、直線ミシンのように頻繁に交換する必要はなく、引っ越しの時もオイルを抜かなくても漏れることはないということでした。

今回は、私が誤って直線ミシン用のオイルを入れてしまっていたので、古いオイルを抜いてもらって新しいオイルを入れてもらいました。

工業用ロックミシンのオイル交換に必要なもの

ロックミシン用のオイル

JUKI MACHINE OIL#18もしくは同等のもの

(直線ミシン用のオイルより粘度のあるオイルだそうです)

古いオイルを捨てるための道具

・空いたペットボトルや、ビニール袋に新聞紙を丸めて入れるなど、古い油を染み込ませるもの。

・ミシンの糸くずなどを掃除する布きれ

オイル交換の手順

JUKIのホームページを見ると、取扱説明書にも説明がありました。
しかし、うちのロックミシンは古いので、廃油する場所がこの図とは違いました。

電源を切り、モーターが止まったことを確認します。

ねじ①を緩め、オイルタンク内のオイルをすべて排出します。出し切ったらねじ①を締めます。

油窓①を外し、超高速潤滑油(JUKI MACHINE OIL#18)もしくは同等のものを注油してください。オイルゲージが2本の指示箋の間に来たら、油窓①を締めます。

MO-2300に実際にオイル交換してもらった

古いオイルを染み込ませて処分するために、ゴミ箱にビニール袋をセットし、新聞紙がないのでトイレットぺーバーを丸めて入れたものを準備しました。

うちの工業用ロックミシンMO-2300です。

うしろのベルトと、抑えのチェーンを外します。

チェーンを外して、おちないようにドライバーにひっかけているところです。

本体を台から外しました。

ここで、糸くずなどを掃除します。

今回は糸切ばさみがひとつ、挟まっていました。(^-^;

MO-2300では右わきにオイルを排出するねじがありました。

そのねじを緩めて、古いオイルを出します。

今回はほとんど油は入っていませんでした。

譲ってもらったときに前の所有者が抜いたのかもしれません。

ミシン屋さんによると、ロックミシンは引っ越しの時もオイルがこぼれる心配はほとんどないということでした。

新しいオイルは、この黒いキャップを外して入れます。

入れている写真を撮り忘れてしまいました( ノД`)

ドライバーに伝わせながら入れていました。

オイルゲージの赤い棒が線と線の間くらいに来るまで入れるそうです。

今後も、この棒が下がってきたらオイルを足すようにするとよいそうです。

工業用ロックミシンようのオイルです。

直線ミシン用のオイルより粘度があるそうです。

オザワ工業D‐5とあります。

本体と、ベルト、抑えのチェーンを戻して完成です。

JUKIとペガサスのオイルゲージの見方

JUKIのロックミシンはオイルはオイルゲージの根元の線と上の2本線の間に赤い棒が来るまで入れます。

これは最初、赤い棒が沈んでいる写真です。

オイルを入れた後、赤い線が真ん中に来ているのがわかります。

知り合いにペガサスのロックミシンを使っている方がいて、写真を送ってもらました。

ペガサスのミシンはオイルゲージが正面にあるのですね。

この赤い線の真ん中以上までオイルを入れるそうです。

オイル交換をしたメリット

嫌な音がしなくなる

オイル交換をしてみて、キーンという変な音がしなくなりました

変な音がするのはやはり「どこかおかしいよ。ちゃんと見てもらって」とミシンが言っているんですね。

ミシンが長持ちする

当たり前ですが、説明書通りにメンテナンスしてあげればミシンが長持ちします。

中古で購入すると取扱説明書がないことも多いので、違う型番でもいいのでJUKIの公式サイトからダウンロードして一度目を通してみると発見があるかもしれないですよ。

古いオイルは抜くべきなのか??

JUKIの取扱説明書には4か月毎に古いオイルを抜いて交換してくださいと書いてありました。

しかし、祖母の家の隣の縫製工場の奥さんに聞いてみましたが、抜いたことはないのこと。

そして来てもらったミシン屋さんも、「滅多に抜くことはない」そうでした

毎日何時間もミシンを使う縫製工場でもなければ、古いオイルを抜くことはあまりないのかもしれないですね。

工業用ロックミシンのオイル交換をしてみて

私は五年ほど前にJUKIのMO-2300を安く譲ってもらい使っていたのですが、全然オイルのことは気にしていませんでした。

最近キーンと嫌な音がするようになり、これはもう寿命なのかと色々調べていると、オイルが大事ということがわかりました。試しに上の蓋を取ってミシン油を入れて見たところ、音がなくなったので、「オイルさえちゃんとすればまだこのミシンは使えるんじゃないか」と考え、ミシン屋さんにお願いすることにしました。

実際にプロにお願いしてみて、「直線用のオイルとロックミシンのオイルは違う」ということがわかりましたし、JUKIの取扱説明書は型番が古くて同じものは見れなかったのもあり、きっと自力ではできなかったどころかほかの所を壊してしまったかもしれません。

オイル交換する前はもう買い替えるしかないかも考えていたので、まだしばらくは使えると知って安心しました。

最近は高齢で廃業されるミシン屋さんも増えているので、近くにミシン屋さんがない場合や、自分でオイル交換をされたい方は、この記事を参考にしてくださいね。

参考情報

こちらから、JUKIのミシンの取扱説明書をダウンロードすることができます。

JUKIミシン取扱説明書

MO-6800D・MO-6800S・MO-6700DA・MO-6900S

MO-6900R・MO-6900J・MO-6900G・MO-6900Cの取扱説明書があります。

古いミシンでもつくりは似ているので、参考になると思います。

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